2024年、四国中央市のコーヒー店で男性が射殺された事件で、殺人などの罪に問われている元暴力団幹部の男の論告求刑公判が、16日開かれ、検察側は懲役30年を求刑しました。
殺人や銃刀法違反などの罪に問われているのは、四国中央市出身の元暴力団幹部、前谷祐一郎被告(64)です。
起訴状などによりますと、前谷被告はおととし1月、四国中央市妻鳥町の商業施設にあるコーヒー店のテラス席で、市内に住む石川雄一郎さん(当時49)の胸などを拳銃で3発撃ち殺害したということです。
石川さんは、かつて前谷被告が組長をしていた暴力団組織に所属していて、2人は秋祭りをめぐってトラブルになっていました。
16日、松山地裁で開かれた裁判員裁判で、検察側は、無防備な被害者に対し、至近距離から体の中央に向けて発砲するなど強い殺意があったのは明らかで、流れ弾や跳ね返った弾が店の客や従業員に当たるおそれもあったと指摘しました。
そのうえで、身勝手な犯行動機や犯行に至る経緯に酌量の余地はないとして、懲役30年を求刑しました。
一方、弁護側は、「被害者の言動に激昂して突発的に起きたもので、計画性は高くない」として、懲役26年程度が相当と主張しました。
判決は今月25日に言い渡されます。








