愛媛県四国中央市の会社役員の60代男性が、病院長を名乗る男などから合計1300万円余りをだまし取られる、特殊詐欺事件が発生しました。

四国中央警察署によりますと、男性は6月5日、知人の会社経営者から「市内にある病院長の相談に乗ってほしい」と頼まれました。

同月9日、院長を名乗る男から「病院の事務員と業者がトラブルになって抗菌剤や消毒液の購入ができない。手数料を払うので代わりに仕入れてもらえないか」と持ち掛けられ、これを信用した男性は、男の指示に従い、業者を名乗る男に電話して抗菌剤の購入を申し込んだということです。

そして、男性は、会社の事務員に指示を出し、翌10日から12日にかけて、指定口座へ4回にわたり、合計約1324万円を振り込ませてしまいました。

男性が12日に病院に連絡したところ「代理購入を頼んだことはない」と言われたことから、詐欺に気づいたということです。
男性の会社とその病院とは、過去に取引がありました。

四国中央署管内では今年に入り、実在する医療機関の関係者をかたり、消毒液などの代理購入を依頼する不審な電話が複数件、確認されているということで、注意を呼び掛けています。