陸上自衛隊松山駐屯地で14日、成人の行事が行われ、今年度20歳となる25人が自衛官としての誓いを新たにしました。
18歳以上に成人年齢が引き下げられて初めてとなる式典は、名称がこれまでの「成人式」から「成人行事」に変更され、今年度20歳となる25人の隊員を対象に行われました。

式典の後、隊員は一人ずつ、成人としての誓いを発表しました。
成人の誓い
「3年間彼女がいないので女性自衛官からの連絡をお待ちしております」
「お酒を飲んでも飲まれるな」
「世界一の旦那に、俺はなる」


先輩らに激励される中、隊員たちはおよそ30メートル先のゴールラインまで引っ張りました。

次なる綱引きの相手は…
迎撃ミサイルを発射する装置を積んだ重さおよそ14トンの大型トラックです。
隊員6人で挑みましたが…
司会「ちょっとピクリとも動いていないな。そんなときは周りの力を借りればよろしい」
その後、残りの隊員も助っ人に入り25人全員で力をあわせ引っ張った結果、見事にミッションをクリアしました。

中部方面特科隊 第2中隊 明石紡 陸士長
「普段自分らが動かしている機械(大砲)なんですが思ったよりも重くて大変でした。自衛官という名に恥じない自衛官になりたい」
中部方面特科隊 第1中隊 仲岡翔 陸士長
「これから陸曹を目指して試験やそういう面で頑張っていきたい」
松山駐屯地では、これまでの伝統を引き継ぐため今回20歳の隊員を対象に成人行事を行いましたが、今後はその時々の社会情勢などを踏まえながら対象年齢を決めたいということです。