プロバスケットボールB2「愛媛オレンジバイキングス」のオーナー、サイボウズの青野社長は30日、新たな本拠地となるアリーナについて、愛媛県松山市のJR松山駅西口への整備を断念したことを明らかにしました。
松山市の野志市長と合同で記者会見を開いた青野社長は、アリーナの整備について、「体験価値を提供できるかどうか」や「建設費が高騰する中、ローコストでできるのか」が課題だったと説明し、「JR松山駅西口について、何度も図面をつくったが難しいと判断した」と述べました。
アリーナ建設には、正方形に近い区画でおよそ1万平方メートルの土地が必要ですが、西口ではこの条件を満たせなかったということです。
青野社長は、今後ほかの候補地を探す考えを示しました。
松山市はもともとJR松山駅の西口に文化ホールを整備する計画でしたが、愛媛経済同友会からの提言を受けてアリーナの整備に方針を転換。サイボウズとの連携によるアリーナ整備を目指し、先月発表した「JR松山駅周辺まちづくりプラン」にも計画を盛り込んでいました。
野志市長は「早くから費用負担の意向を示したサイボウズと情報を共有しながらアリーナの実現を検討してきた。残念だが致し方ない」と述べたうえで、西口については文化施設の整備も含めて活用策を検討し直すと説明しました。
松山駅西口のアリーナ計画をめぐっては、当初から土地の形や面積の問題が指摘されていました。これについて記者から問われた野志市長は「私どもがプランを発表したのは3月13日。その時は、まだサイボウズとしては『ローコストアリーナ』という方針は固めていなかった」と主張し、プランの見直しはサイボウズ側の都合によるものだと強調しました。
そして、野志市長は「JR松山駅周辺まちづくりプラン」に盛り込んでいるアリーナ以外の賑わい施設については、予定通り整備を進める意向を示しました。








