愛媛のとべ動物園に、新しい仲間が加わりました。
インドネシアからやって来た、メスのオランウータン「ジェニファー」が、先ほど、お婿さんとなるオスの「ハヤト」のもとへ、無事に到着しました。

(荒木 優汰記者)
「時刻は午後4時半です。ジェニファーを乗せたトラックが、とべ動物園にやってきました」

ジェニファーは午後4時半ごろ、トラックに載せられ、とべ動物園に到着しました。
11月10日、成田空港に到着しましたが、病気が無いか確認する検疫のためこれまで待機していました。到着後、トラックからおろされ、部屋へと入れられました。

ジェニファー「来日」の目的は、とべ動物園で暮らすオスの「ハヤト」との繁殖です。
オランウータンは、生息地の森が違法伐採などで急速に減っていった影響で、絶滅の危機に瀕しています。

そこで県は去年9月、インドネシアと協力して保護に取り組む協定を結びました。
こうした試みは国内でも初めてです。

(オランウータン担当 井上 依里子 飼育員)
「(ジェニファーは)すごく頭のいいかわいらしい子。日本の冬が彼女にとってとても初めてなことで体調管理が心配な面もあるけれど、そこも気を付けながら健康でいてもらって、ハヤトと仲良くしてもらえばと思います」

では、お相手のハヤトは、ジェニファーの到着をどう思っているのでしょうか?

(オランウータン担当 井上 依里子 飼育員)
「意外と静かに受け入れていましたけれど、なんか察知はしています。。いつの日か子どもがみれたらいいな思う」

とべ動物園によりますとジェニファーは今のところ落ち着いた様子でジュースを飲むなどしていたということです。

一般公開は年明け以降の予定です。