愛媛県は21日、県内のインフルエンザの患者数が6週連続で増加していると発表しました。県全体で注意報の基準値を超えるなど、過去10年の平均を大きく上回り推移しています。

県によりますと、今月16日までの1週間のインフルエンザの患者数は、1定点あたり27.33人と、6週連続で増加していて、過去10年間の平均を大きく上回る推移となっています。
県全体で「注意報」の基準値を超えていて、西条保健所の管内では「警報」の基準となる30人を上回っています。

また、子どもを中心に感染が広がる「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」いわゆる「溶連菌感染症」の患者も急増していて、1定点あたり7.68人と、同時期としては過去最多となっています。

県は、こまめな手洗いや咳エチケットのほか、定期的な換気など、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。