JR松山駅周辺のアリーナ計画をめぐり、松山市の野志市長は、愛媛オレンジバイキングスの本拠地として選んでもらえるよう愛媛オレンジバイキングスの青野会長に働きかけていく考えを強調しました。

松山市は、JR松山駅の西側に整備を計画しているアリーナについて、B2愛媛オレンジバイキングスの新しい本拠地として想定していますが、松前町も先月、アリーナ構想を発表し、松山市の計画は不透明感が強まっています。

こうした中、JR松山駅周辺の一体的な開発に向け、松山市が民間からアイデアや意見を募るサウンディング調査を実施したところ、23社から応募があり、「ぜひ参加したい」と「条件次第で参加」が合わせて21社と、高い関心が示されました。

野志市長は、この結果を踏まえ、松山市のアリーナ計画と愛媛オレンジバイキングスの本拠地選びについて次のように述べました。

野志市長
「(本拠地を)松山にするのか松前にするのか決めるのは松山市ではない。バイキングスのオーナーが決めるわけですよね。いろいろとアイデアがでてきたので、その中で実際に結果も青野さんに伝えながら話していくことになる」

野志市長は、愛媛オレンジバイキングスの本拠地は、青野会長に決定権があるとした上で、松山市を選んでもらえるよう働きかけていく考えを示しました。

野志市長
「松山を選んでもらえるように最大限努力しているところなので、球団経営にとってお客様が来てくれる場所というのはすごく優位性があると思う」

松山市はサウンディング調査の結果を踏まえ、来年3月末をめどにアリーナを含めた駅周辺のイメージやスケジュールをまとめた「モデルプラン」を公表するということです。