県内一の柿の産地、愛媛県内子町では「柿の王様」ともよばれる富有柿の出荷作業が盛んに行われています。
JA愛媛たいき管内は、130ヘクタールでおよそ1500トンを出荷する県内一のカキの産地で、その5割以上を占める富有柿の出荷が始まりました。
町内大瀬東の園地では、色づいた実を農家の人が手際よく収穫していました。
(柿部会・丸見精二部会長)
「干ばつ傾向で小ぶりなものも多いかと思いますが、その分うまみが凝縮し、甘い果実となっております」
JAによりますと、今シーズンは気温が高く実の色づきが遅いということですが、糖度は高いということで、出荷場の敷地内にある直売所は、もぎたての柿を買い求める人でにぎわっていました。
富有柿の出荷作業は12月上旬まで続き、およそ800トンが県内外に出荷されます。