愛媛県内子町は、人身事故を起こし、被害者の個人情報を不正に閲覧・利用したとして、52歳の男性係長を停職1か月の懲戒処分にしたと発表しました。

内子町が公表した処分理由は、次のとおりです。

●2023年6月15日(木曜日)午後7時12分頃、該当職員が内子町内のコンビニエンスストア駐車場において、普通乗用車を運転して駐車枠から後退中に、歩行中の女性に衝突し負傷させた。併せて本件事故について内子町長に対する報告の義務を怠った。

●2023年6月18日(日曜日)午前9時30分頃、該当職員が勤務する事務室において、自身が閲覧の権限を持つ、住民情報システムを利用して、業務に関係のない交通事故で負傷させた女性の住所を閲覧したうえ、同日午前10時ころに謝罪のため女性の自宅を訪問した。

●2024年3月27日(水曜日)、外部からの通報でこの交通事故について内子町が認知し、該当職員に状況を確認のうえ、2024年4月1日(月曜日)に事故発生報告書の提出を受ける。

●2024年9月18日(水曜日)、警察署より被害女性から人身交通事故として届けが出された旨の連絡がある。(事故発生当初の2023年6月22日(木曜日)に物件交通事故として警察署に届出)

●2024年10月21日(月曜日)、被害女性との示談が成立。

●本件住民情報システムの不適正使用及び人身交通事故等は、内子町職員懲罰委員会規則等の懲戒処分に係る基準に該当すると判断し、停職1箇月の処分とした。