愛媛県今治市の山林火災は発生7日目。延焼は阻止されていますが、依然、周辺より温度の高い所が複数あるとして、現場では鎮圧を目指し消火活動を続けています。

今治市の山林火災は今月23日に発生し、愛媛県によりますと、29日午後2時半現在の焼損面積は442ヘクタールで、27日から延焼を阻止しています。

(荒木健太郎記者)
「こちらを見てみると緑やサクラが咲いているのが分かるが、反対側を見てみると火事の影響からか、山全体が焦げているのが分かる」

ただ、依然、周辺より温度の高い所が複数あるということで、今治市は29日も空と地上からの消火活動を継続、週明け以降の鎮圧を目指す方針です。

(住民)
「不安がやわらいだ面はあるが、全面的には安心できない」

一方、延焼阻止を受け、今治市と隣の西条市に最大3848世帯・7494人を対象に出されていた避難指示は大幅に縮小され、333世帯・611人を残すのみとなりました。