10日午後、愛媛県の石鎚山系にある「高瀑の滝」の登山道脇の斜面に男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。

警察などによりますと、愛媛県西条市の「高瀑の滝」を訪れた登山者から9日夜、「容態が悪そうな男性が登山していた」と消防に通報があり、警察と消防が10日朝から合同で捜索を行いました。
そして、「高瀑の滝」の登山道口と山頂の中間付近の登山道にピッケルが落ちているのが見つかり、10日午後0時40分ごろ、50メートル下の斜面に大阪府豊中市の会社員、野津健さん(51)が倒れていたということです。野津さんは、その場で死亡が確認されました。
「高瀑の滝」は、西日本最高峰の石鎚山の山麓、標高およそ1400メートルにあり、先週からの大雪で、登山道付近で雪が1メートルほど積もっていたということです。警察は、登山中に滑落、遭難した可能性があるとみて調べています。