去年7月、愛媛県松山市で松山城の城山が崩れ3人が犠牲となった土砂災害について、原因を調査してきた委員会は、市が整備した道路が間接的に影響を与えた可能性があるとする報告書をまとめました。
松山市にある松山城では去年7月の大雨で城山の一部が崩れて住宅に流れ込み一家3人が亡くなっていて、県は専門家による委員会を設置し土砂崩れのメカニズムなどを調べてきました。
その結果、土砂崩れは斜面変形が進行する中で上流で土砂流出(斜面崩壊)が発生し麓の住宅地に流れ込んだということです。
また「斜面の変形」が起きた主な原因を「降雨」する一方、他にも「捨土」や「樹木の成長」それに松山市が城山の頂上付近に整備した緊急車両用道路の擁壁や盛り土の重さなどが個別もしくは複合的に影響を与えた可能性がある結論づけています。