障がいのある子どもたちを預かっている愛媛県新居浜市内のデイサービス施設で、職員による虐待が繰り返されていたとして、市が改善を求めていたことが分かりました。一方、施設側は虐待を否定しています。
新居浜市が改善を求めたのは、市内垣生にある「放課後等デイサービスみらい」です。
「みらい」では、障がいのある小学生から高校生を放課後などに預かっていますが、おととし9月以降、市の窓口に虐待が行われているという通報が複数寄せられました。
そのため市が調査を行ったところ、複数の職員が児童4人(当時)に対し、動物を使ったあだ名で呼んだり、指の力が弱い児童の指先に洗濯ばさみをはさんだりするなど、5件の虐待が確認されたということです。
新居浜市の担当者
「こうしたことが起こったことは大変遺憾なことで、今後このようなことが無いように指導、また教育して研修等に努めて参りたいと思います」
市が施設側に改善を求め、運営会社の「ミックス」は、これまで4回に渡り改善計画書を提出しています。
一方「ミックス」の川西賀津子取締役は、取材に対し「児童を動物のあだ名で呼んだことは無く、その他の事案についても虐待とは認識していない。保護者にも説明し理解が得られていて、市の説明は納得できない」と反論しています。