来月2日の節分に向けて、愛媛の老舗企業がタッグを組んで新たな恵方巻を開発し、22日、商品発表会が開かれました。
新商品の発表会に登場したのは、明治15年=1882年創業、「松山あげ」で知られる松山市の程野商店と、料理旅館「栴檀」が共同開発した恵方巻です。
それぞれの後継者同士が新しいことに挑戦してみようと、タッグを組んだという程野商店の程野成恭さんと栴檀の稲田優大さんが開発しました。
程野さん
「この時代、このご時世、新しいことをしていかないと淘汰されていく。松山あげの文化伝承・発展ということでさらなる松山あげの魅力を皆様にお伝えできれば」
栴檀の料理人がアドバイスをしながら完成させたという程野商店の「いなりロール」は、野菜の旨味と風味が香るしょうゆ飯を、看板商品の松山あげで巻いた新感覚の恵方巻です。
稲田さん
「若い世代でコラボすることによって、若い世代のお客さんにも栴檀のこと、程野商店の松山あげのことも知ってもらえれば」
また、玉子やごぼうに椎茸など、7種類の具とシャリを香り豊かな海苔で巻いた「栴檀」の恵方巻も登場。
それぞれの恵方巻に使われる「松山あげ」と「海苔」は、それぞれ石手寺で祈祷を受けていて、運気アップも期待できそうです。
これら2つの恵方巻は「栴檀」で予約販売を受け付けていて、2月2日は数量限定で石手寺などで購入できます。