SNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺の被害が相次ぐ中、愛媛県内で去年1年に被害にあった人は、インスタグラムで知り合ったあとLINEに移行して被害にあうケースが最多だったことが警察のまとめで分かりました。
愛媛県警によりますと、去年1年間に県内で確認されたSNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺の被害件数は127件、被害総額は約10億7000万円となっています。
詐欺に使われたSNSを詳しくみてみますと、最初の接触手段として使われたのはインスタグラムが27件と最も多く、次いでフェイスブック22件、マッチングアプリ17件となっています。
また、被害にあった際の連絡ツールには、LINEが119件と被害全体のおよそ9割を占めていて、連絡手段を変えながら金銭などを騙し取るケースが多かったことが分かりました。
また、被害者は男女ともに40代から60代が多いということです。
県警は、SNSを提供する会社へ詐欺に使われたとみられるアカウント削除の要請を徹底するなど、対策を進めています。