顔認証技術を活用した電子製品の開発などを手掛ける都内の会社が、愛媛県松山市内に開発拠点を設けることになり、県と市の間で協定書の調印式が行われました。
松山市一番町に開発拠点を設置することになったのは、都内に本社を置く宮川製作所です。
電力の計測装置の開発やソフトウェアの設計などを手掛ける会社で、顔認証技術を活用した備品の管理システムなどを取り扱います。
28日に愛媛県庁で行われた調印式では、中村時広知事と、松山市の野志克仁市長、それに宮川製作所の宮川恒太郎社長が立地協定書に署名しました。
宮川製作所・宮川恒太郎社長
「県内4大学に新しくデジタル関連の学部ができる、この先デジタル人材の供給が出てくる。先手を打ってここに拠点を作る」
開発拠点は来年1月6日に開所予定となっていて、首都圏以外に設置されるのは初めてということです。
ここでは新卒者のほか、県内へのUターン人材を採用する方針で、5年後をめどに従業員を20人程度まで増員する予定ということです。