今年5月、愛媛県松山市の銀天街にある貴金属店にナイフを持って押し入り、現金を奪ったとして、強盗などの罪に問われている男の初公判が17日開かれ、男は起訴内容を認めました。

強盗などの罪に問われているのは、住所不定、無職の中岡慎一被告(57)です。

起訴状などによりますと、中岡被告は今年5月、松山市湊町にある貴金属店「ジュエルカフェ松山銀天街店」に押し入り、女性店員をつかんでナイフで脅し、現金およそ50万円を奪ったいうことです。

松山地裁で開かれた17日の初公判で、中岡被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。

また、検察側は冒頭陳述で「パチンコや競馬で失った金を取り返すため、やけになって犯行に及んだ」と動機を明らかにしました。

また、過去に3件の強盗事件を起こしていた中岡被告は、今回、刑務所を出所し10日後に事件を起こしていて、出所時には50万円ほどあった所持金をギャンブルでほとんど使っていたということです。

次の裁判は来月19日に開かれ、結審する予定です。