「ホレホレアーカイブ」は暖冬の影響で開催が危ぶまれた1983年の「いわて雪まつり」のニュースです。
1983年の1月下旬、雫石町の小岩井農場では数日後の2月4日に始まる「いわて雪まつり」に向けて雪像作りが進められていました。
(樋田由美子アナウンサー)
「今年は暖冬・雪不足が重なり雪像づくりが始まったものの、雪集めなど大変なようです」
周囲のスキー場から雪を運び入れたものの少し地面を掘り起こすと土が見えるような状態で、雪像づくりに携わった陸上自衛隊や地元の人たちは雪不足に苦労しました。
それでも苦労のかいあって民話のふるさとをテーマにしたカッパやオシラサマなどの大小17基の雪像が無事完成。当初は規模縮小も検討された冬の一大イベントでしたが、ふたを開けてみると期間中は20万人の人出で大いににぎわいました。