アレルギーのあるなしに関わらずみんなで一つのテーブルを囲もうという取り組みです。16日、岩手県二戸市のこども園で食物アレルギーに配慮した給食が提供されました。

アレルギー対応給食事業「One Table Day」は、二戸市の酒造メーカーや菓子メーカーなど3社で作る「二戸フードダイバーシティ協議会」が企画したものです。

「いただきます」

16日、園児に提供された給食は小麦粉の代わりに米粉の麺が使われもちもちとした食感が特徴のナポリタンや、卵を使用しないマヨネーズが添えられたコールスローサラダなど5品です。
こちらのこども園では155人の園児のうち9人に食物アレルギーがあり、普段は別のメニューの給食を食べているということですが、16日は園児全員が一緒に同じメニューを楽しみました。

(園児)
「おいしいです。(何がおいしかった?)パスタ」
(二戸フードダイバーシティ協議会 久慈浩介会長)
「みんなが一緒のテーブルに着いてみんなで同じ釜の飯を食う、これです。これが日本の最高の言葉だと思っているので、これによってこの先の未来、みんなで一緒に食べた記憶が絶対残るから、やって本当によかったなと思います」

企画した二戸フードダイバーシティ協議会は今後も食の多様性を受け入れる地域づくりに取り組んでいくことにしています。