事故で手足の自由を失いながら口に筆をくわえて詩と絵を描き続けた詩人で画家の星野富弘さんの企画展が盛岡市で開かれています。
群馬県出身の星野さんは、不慮の事故で手足の自由を失ったことがきっかけで口に筆をくわえて詩や花の絵を描く創作活動を始め、多くの作品を残して2024年4月に78歳で亡くなりました。
盛岡市のアイーナで現在行われている作品展には、星野さんの作品70点が並んでいます。
星野さんが最後に手がけたという作品「生かされて」には、キク科の植物「ツワブキ」の黄色い花の上に「苦しみにも悲しみにもどんな小さなことにも意味があったのを知った」とつづった詩が添えられています。
見ると心が安らぐ星野さんの作品を集めた企画展は、9月21日まで開かれています。