「ホレホレアーカイブ」は1970年代に盛岡市で開業していたある病院のニュースです。

1976年、ある病院の映像です。受付には子どもたちの姿が目立ちます。小児科でしょうか。カルテもあります。
実は診察を受けているのは子どもたちが持参した、「壊れたおもちゃ」です。これはボランティア団体「盛岡世代にかける橋」が開催してきた「おもちゃの病院」という取り組みです。
ものを大切にする気持ちを育んでもらおうと定期的に開催していたもので、運び込まれたおもちゃは人形からぜんまい仕掛け、ラジコンで動くものまでさまざま。医師に扮した白衣姿の高校生が電流が流れるかチェックしたり電池を入れ直したりして診察していました。
心配そうに診察の様子を眺めていた子どもはお気に入りのおもちゃが再び動き出すと、一気に笑顔になっていました。