一関地区広域行政組合が岩手県一関市千厩町に建設を目指す新たな一般廃棄物の最終処分場について、公金の支出は違法かつ不当だとする市民団体が21日、住民監査請求を行いました。

住民監査請求を行ったのは一関市の「子ども達の未来と環境を守る会」です。21日は千葉進代表らが一関市役所を訪れ請求書を提出しました。最終処分場は一関地区広域行政組合が、一関市内3か所の清掃センターの埋立容量が少なくなっていることから、千厩町の北ノ沢地区での整備を目指しているものです。請求では建設予定地が市街地に近く都市計画との不整合があることなどから、計画は必要な検討を怠っていて誤りがあると指摘していて、公金の支出は違法かつ不当としています。請求は受理され、60日以内に返答がある予定です。

一関地方広域行政組合は「請求の内容については、これから目を通します」とのコメントを発表しました。