一次産品の通信販売事業などを行う岩手県花巻市の企業の東京証券取引所への上場が、13日承認されました。岩手県内からの東証上場は18年ぶりです。

東証グロース市場上場が決まったのは、花巻市の「雨風太陽(あめかぜたいよう)」です。
14日、高橋博之社長がIBCを訪れ、取材に応じました。「雨風太陽」が上場する東証グロース市場は高い成長可能性を持つ企業を対象としていて、9月中旬の申請後審査をクリアし、上場が承認されました。
「雨風太陽」は「都市と地方をかきまぜる」を掲げ、県内外の食材を特集した冊子が現物の食材とともに届く「食べる通信」や、産直アプリ「ポケットマルシェ」などの事業を展開しています。
「いわぎん事業創造キャピタル」によりますと、現在東証に上場している県内企業は6社で、県内からの新規上場は「薬王堂」以来18年ぶりです。

(雨風太陽 高橋博之 代表取締役)
「岩手の価値、地方の価値をちゃんと理解してくれる都市の人たちにもっともっと来てもらって関わってもらって、地域を存続させていく手伝いを会社としてしていきたいと思います」

雨風太陽は12月18日に上場し、新株が発行される予定です。