「ホレホレアーカイブ」は最近不漁が続き“高級魚の仲間入り”などとも言われるサンマ。50年近く前のサンマ水揚げのニュースです。

1975年8月、サンマの初水揚げに沸く岩手県・宮古港の映像です。
大型船によるサンマ漁が8月10日に解禁となり、この日は北海道のサンマ漁船が千島列島沖で獲ったサンマおよそ35トンを水揚げしました。
この年の岩手県内のサンマの水揚げ量は10月末時点で3万448トンで前の年の1.6倍の豊漁となりました。
一方で価格は上がらず、この日は10キロ当たり500円から800円の安値で取引されました。

サンマは1975年と同様、1990年代そして2000年代に入ってもほとんどの年で水揚げは3万トンを超えていましたが、2015年以降は2万トン台へ減少し、その後、2019年以降は1万トンを大きく割り込むようになりました。
2022年は3000トン台ですから10分の1に減ってしまったことになります。