夏休み中の高校生が2日、大学の研究室で化学実験をしました。作ったのは、「究極の電池」として実用化が期待されるリチウムー空気二次電池です。

 この体験会は、日本学術振興会の助成を受け岩手大学が開いたもので去年に続き、今回が2回目です。理工学部で行われた体験会には、県内の高校1年生から3年生21人が集まり、実際に研究に使われている道具を使って「リチウムー空気二次電池」づくりに挑戦しました。参加者は炭素などの材料を計ったり混ぜたりして電気自動車などでの実用化が期待されるエネルギー密度の高い未来の電池づくりに取り組んでいました。国内でも女性の研究者は年々増えてきていて、今回も参加者の中に6人の女子生徒がいました。高校生は体験を通して化学反応やものづくりの魅力と面白さを感じたようです。