2019年の台風19号で甚大な被害を受けた岩手県山田町船越の田の浜地区で、20日、復旧整備工事の完成式が開かれました。

 20日の完成式には県と町の関係者のほか、防災学習に取り組んできた町立船越小学校の児童などおよそ40人が出席しました。
 台風19号の影響で田の浜地区では、震災後に整備された堤防に山から流出した土砂や樹木が滞留し、118棟の住宅に浸水被害が発生しました。
 県はおよそ10億5000万円をかけて2か所の砂防堰堤を整備したほか、町も事業費およそ7億3000万円で河川の改修などを行ってきました。
 20日は語呂あわせから縁起がいいとされるナンテン(「難」を「転」じる)の木も植えられ、工事の完成を祝いました。