4月から5月にかけ岩手県内でクマによる人身被害が相次いでいることを受け、県は8日改めて注意を呼びかけました。
他県で実施されている山への立ち入り制限は、現段階で実施しない方針です。

県内では4月、紫波町の山林で女性がクマに襲われて死亡したほか、7日は八幡平市でクマに襲われたとみられる60代の女性の遺体が見つかりました。
これを受け、県は8日会見をして、山に入る時は複数人で行動し、クマ鈴やラジオをつけるなどの対策を取るとともに、クマの餌となるような食べ物を放置しないよう注意を呼びかけました。

(岩手県自然保護課千田志保特命参事)
「山菜が自生する本当に人里に近いところでも、クマにばったり会ってしまうことが発生しています。ばったり出会わないために山と同様の対策を講じて頂きたいと思います」

クマ対策をめぐっては、秋田県内で一部の自治体が山への立ち入りを禁止する措置を講じています。
岩手県内での入山規制の実施について、県は現段階で予定はないとしました。
理由については県内の被害の傾向から「人と突然遭遇したクマが、驚いて身を守ろうとしたケースが多い」「クマが人を襲うこと自体を目的として行動しているわけではないため」と説明しました。

県は、今後も市町村のほか、関係団体とも協力し注意を呼び掛けていく方針です。







