2025年2月26日に市内で発生した山林火災では、乾燥と強い風で燃え広がった火が三陸町綾里の会社にも迫り、翔太さんと従業員たちは逃げることしかできなかったといいます。

元正榮北日本水産 古川季宏社長
「本来、今月の中旬に出荷するはずのものだったんです」
被害の状況を確認できたのは、山林火災に伴う避難指示が全面解除された3月10日のことでした。
翔太さんと、父親で社長の季宏さんが会社に戻ると、養殖施設の本体は無事だったものの、水槽に海水を送る配水管が焼け落ち、アワビおよそ250万個のほとんどが死滅していました。

本体が無事だったことから、被害の確認から2週間後には養殖再開に乗り出しましたが、食用サイズにまでアワビを育てるには2年半もかかります。







