髙橋泰美さんは岩手県内のネクイハムシ、ジョウカイボン、ケシキスイなどのカミキリムシの仲間について研究を行いました。カミキリムシの仲間の研究者はあまり多くないため、高橋さんの集めた標本はとても貴重であると言われています。

ジョウカイボンの標本

特にジョウカイボン科の甲虫の研究にはあまりほかの研究者が取り組んでいなかったことから、寄贈されたジョウカイボンの標本はとても珍しく価値があると言われています。

このほか、子供たちに人気のカブトムシやクワガタ、カマキリなどの標本も豊富にあり、昆虫好きの人たちには何時間いても飽きない内容となっています。

日本の国蝶 オオムラサキ。羽根が紫色に光って見えるのはオス

北上市立博物館和賀分館の菊池恭司専任研究員は「今はもう絶滅したのではないかと言われている昆虫の標本も多くあり、かなり貴重です」と話していました。