実弾を撃つことができる「おもちゃの拳銃」の流通が社会問題となっています。
岩手県警は9日、これまでに県内で回収したおもちゃの拳銃を公開し、所有者に対して回収に協力するよう呼びかけました。

(記者リポート)
「こちらのおもちゃの拳銃、実際に持ってみますと軽くて手のひらサイズなのですが、本物の拳銃と同じように撃つことができるということです」

警察が回収を進めているのは、中国製のおもちゃの拳銃「リアルギミックミニリボルバー」です。
この製品は本物の拳銃と同じような実弾の発射機能があり、およそ1万6000丁が中国から日本に輸入されているといいます。

全国的な流通が問題となっていて、県内ではクレーンゲームの景品などとしておよそ100丁が出回っているとみられます。
県警はこれまでに15丁を回収しました。

(岩手県警察本部 組織犯罪対策課 佐々木輝成第一補佐)
「おもちゃ箱などをもう一回確認して、部品でも結構ですので見つけた際には警察まで届けていただきたい」
警察は回収期間を31日までに設定していて、それ以降所持していた場合、銃刀法違反の罪に問われる可能性があるということです。
警察は所有者に対して最寄りの警察署などに届け出て回収に協力するよう呼びかけています。







