岩手県大船渡市の中学校では20日、津軽三味線のコンサートが開かれ、生徒たちが力強い伝統的な音色に聞き入っていました。

このコンサートは、民主音楽協会が1973年から全国の小中学生を対象に続けているもので、今回は津軽三味線の魅力を東北の子どもたちに届けようと企画されました。

20日大船渡市の東朋中学校で行われた県内初開催となるコンサートでは、津軽三味線の世界大会で3連覇を果たしたチャンピオンの葛西頼之さんが、プロのドラマーと組んだユニットで、力強い音色を響かせました。

(生徒は)
「知っている曲でも雰囲気が違って聞こえたりドラムと合わさることで迫力が生まれてすごいと思いました」

(葛西頼之さん)
「こんなに反応がいいとは思わなかったですね。終始にこにこ、ノリノリで聴いていただいて。また子どもたちが知っている曲のほかに民謡とかもいくつか演奏させていただいたんですけども、そちらも真剣に聴いていただいて非常にうれしかったです」

アンコールでは生徒たちが葛西さんたちの演奏に合わせて校歌を歌い、津軽三味線の魅力に触れていました。







