この日の仕事が終わった後の夜、佐々木さんの姿は矢巾町の民謡教室にありました。忙しい中でも自身の歌声を磨くことは欠かしません。
師匠として慕う漆原栄美子さんからはこの日、語尾を大切に歌うこと、そしてアクセントを付けることなどいくつかのアドバイスをもらいました。

(漆原栄美子さん)
「本当に真面目なので一生懸命で民謡が大好きということと素直な歌い方と覚えが早いのが一番(の魅力)。日本一を目指している。いずれ日本一になることを信じてがんばってほしい」
そんな佐々木さんの今の目標は…
(佐々木深里さん)
「一番大きな大会で内閣総理大臣賞を獲ることが一つの大きな目標。それに向かって練習する」
また、社会人になったことで岩手の民謡を背負って立つ自覚も芽生えつつあります。

(佐々木深里さん)
「若手の担い手不足が民謡にある。まだまだ未熟者ではあるが、若手の民謡の唄い手として同世代、若い世代の人たちにも民謡の魅力を伝えられるような、人の心に届くような歌が歌える唄い手になれればいいと思って今がんばっている。」

誰よりも民謡に夢中な佐々木さん。
これからも自慢の歌声で民謡の魅力を伝え続けます。







