岩手県内では一関市などの南部を中心に早くも新米の収穫が始まっていて、12日も農家が稲刈り作業に汗を流していました。

こちらは一関市中里のコメ農家、小野寺英一さんの田んぼです。
小野寺さんは12日の午前中に今シーズンの稲刈りを始め、160ヘクタールの田んぼで生産する「ひとめぼれ」の稲をコンバインで刈り取りました。
2025年は猛暑や水不足のため一部で稲が倒れる影響があったものの、生育はおおむね順調だということです。

(小野寺英一さん)
「今年はいい色だね。大丈夫。(コメ不足が心配されているが)コメが穫れていないわけではない。平年以上穫れています。私の地区はね」
小野寺さんは12日から3日間かけて稲刈りを行う予定だということです。
コメの価格の高止まりが社会問題となり、コメ離れも危惧される中、県内でも南部を中心に新米の収穫が本格化しています。