およそ1200年前の役所や軍事の機能を備えた施設=城柵の歴史的な価値を紹介する企画展が盛岡市で開かれています。

これは、9世紀のはじめに朝廷が建てた城柵の価値や地方の支配の移り変わりについて広く知ってもらおうと、企画されたものです。

会場の盛岡市上鹿妻の志波城古代公園には、岩手などに建てられた、役所や軍事機能を持つ志波城など4つの城柵を紹介するパネルやその後勢力を拡大した地方豪族、ゆかりの遺跡から出た土器が展示されています。

このうち安倍氏の拠点の1つ鳥海柵跡の出土品からは朝廷の官僚の位を示す「介」という漢字の書かれた墨書土器が見つかっています。
この企画展は28日まで開かれています。