自民党総裁選の前倒しをめぐり、自民党岩手県連(鈴木俊一会長)は5日、常任総務会と書面協議を経て総裁選の前倒しを求めることを機関決定しました。
総裁選前倒しの是非をめぐっては9月2日、党の総裁選挙管理委員会が両院議員総会後に国会議員と各都道府県連に意思確認の通達を出しました。

これを受け、自民党岩手県連は8月に行われた常任総務会や書面で協議した結果、総裁選の実施を求める意見が圧倒的大多数であったことから、5日、県連として総裁選の前倒しの実施を求めることを機関決定しました。
県連によりますと、常任総務会のメンバーは県議会議員や市議会議員など33人で、このうち文書で回答のあった31人中27人が前倒しに賛成しました。3人が反対に回り、残る1人は「出処進退は総裁自らが判断するべきこと」として態度を保留しました。
県連の臼澤勉幹事長はIBCの取材に対し「政治の空白や停滞を招かないよう早く立て直しを図ってもらいたい」と語りました。