「民話の里」である岩手県遠野市には、災いを寄せつけないために、または降りかかった災いを祓うために古くから伝わるまじないが多く存在します。
そんな「遠野に伝わるまじない」を集めた企画展が、遠野市で行われています。

この企画展「遠野物語と呪術」は令和3年、令和5年にも行われ、その神秘的な内容に多くのファンが訪れ、会場はにぎわいました。
「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力や神秘的な力に働きかけ、さまざまな願望をかなえようとする行為や、それに関連する信仰の体系のことを指す言葉で、「まじない」や「魔術」などとも呼ばれます。

会場には遠野市内の旧家などに保管されていた、まじないに関する資料およそ40点が展示されています。