高原レタスの産地である岩手県一戸町の奥中山で、地元の中学生が収穫体験をしながら採れたてのレタスをそのまま味わいました。

9日は一戸町の「いちのへふるさとPR大使」を務める奥中山中学校の3年生17人が、学校に隣接するレタス畑で収穫の体験をしました。
奥中山中学校ではことし、JA新いわてなどと協力して3年生がレタスの定植、収穫、販売、そして調理と一連の流れを体験しています。
全国有数のレタスの産地でも収穫作業を体験したことがある生徒は数えるほど。

生徒たちはレタス生産者の手解きを受けながら、売り物となるレタスを傷つけないよう外側の葉を3枚残すなどの収穫方法を学んでいました。
また、生徒たちは採れたてのレタスを何もつけずに食べてみました。

(生徒は)
「おいしいです。(どんな風においしい?)甘いです。東京の親戚とかにうらやましがられるので、それは良いなと思います。」

(家がレタス農家の生徒は)
「やっぱ新鮮で、とても甘いレタスだと思います。(家の人が毎日している作業について、改めてどう感じますか?)感謝ですね」
(江幡記者リポート)
「東北一のレタス産地、一戸町奥中山。標高400m以上あり、時おり涼しい風が吹いてくれます」
一戸町奥中山は冷涼な気候を生かした高原レタスの栽培が盛んで、1日およそ8千ケースが東北を中心とした市場に出荷されています。
生徒たちは体験を通して、地域の主幹産業の強みとそこに関わる人たちの努力を学んでいました。

(生徒たち 声を合わせて)
「奥中山高原レタス、おいしいぞ!」
生徒たちは9日、PR大使として盛岡市内のスーパー2店舗で自分たちが収穫したレタスの販売を行います。