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これは百貨店の売り上げの推移を示したグラフです。
青い線が東京23区や大阪市など10の大都市のエリアの売り上げ。
赤い線がその10都市以外、岩手を含む主に地方都市の百貨店の売り上げです。
大都市の百貨店はコロナ禍の落ち込みから回復しコロナ前を上回っているのに対して、地方の百貨店はコロナ前に未だ及ばず、取り巻く環境は厳しいままです。
そんな中、岩手県内唯一の百貨店でもある盛岡市の老舗・川徳では、創業家以外では、生え抜き社員として初めてとなる社長が誕生しました。
5月就任した斎藤英樹さんに今後の店づくりについて聞きました。

盛岡市菜園のカワトクです。開店時間の午前10時。
店の入り口に立って買い物客を出迎えているのは、5月、川徳の社長に就任したばかりの斎藤英樹さん55歳です。

歴史ある、今や県内唯一の百貨店にして、盛岡市中心部のにぎわい創出の要となる核店舗のかじ取り役という重責を担う斎藤社長に今の思いや、今後のビジョンを聞きました。