盛岡芸妓の後援会は芸妓見習いの「もりおか舞妓」について、複数の応募があったものの採用に至らなかったことを明らかにしました。
現在は年齢制限の条件を撤廃して募集を続けています。

これは盛岡芸妓後援会の谷村邦久会長が会頭を努める盛岡商工会議所の会見で発表されたものです。
「盛岡芸妓」はお座敷などで踊りや長唄などの芸を披露する女性のことで、明治時代には95人もの芸妓が活躍していましたが、現在活動しているのは4人のみとなっています。
後援会は伝統文化の継承を目的に、3月26日から4月15日まで「18歳以上25歳未満」という年齢制限を設けて、芸妓見習いとなる「もりおか舞妓」の募集を行いました。

その結果、複数の応募があったものの、条件が合わないなどの理由で採用には至らなかったということです。

(盛岡芸妓後援会 谷村邦久会長)
「いろいろな事情があって採用に至らなかったのは残念としか言いようがない」

後援会は、見習い期間の月10万円の支給や希望者への副業の紹介などは継続したうえで、年齢制限を撤廃し「もりおか舞妓」の募集を続けています。
今回の募集では期限は設けないということです。