山林火災の広がりに影響を与える西風と乾燥。そして今後、雨は期待できるのか。盛岡地方気象台に聞きました。

盛岡地方気象台の高橋透観測予報管理官はこの時期、岩手県沿岸部には山沿いで雪や雨を降らせた後のカラカラに乾いた風が吹くといいます。

(盛岡地方気象台 高橋透 観測予報管理官)
「風としては乾いた乾燥した空気が沿岸部にも流れやすい。そういう状態となっていました」

加えて今年の沿岸南部は乾燥注意報の発表が続いていて山は火災が発生しやすい状態が続いていました。

(盛岡地方気象台 高橋透 観測予報管理官)
「今月に入って、いわゆる乾燥注意報を発表していなかった日は4日だけとなってます。より空気が乾燥しやすいようなそういう状況が続いていたといいます」

鎮圧に向けて雨が降って欲しいところですが今後の天気については・・・。

(盛岡地方気象台 高橋透 観測予報管理官)
「西の方から高気圧が張り出してくるため、特に沿岸部は晴れや曇りの天気が予想されています。次の天気の崩れについては、4日頃から雨や雪が降る見込みです」

山も風もカラカラに乾きまとまった雨が期待できるのも先、緊迫した状態はこの先も続きます。