鉄道と路線バスのライバル関係にある2つの事業者が、盛岡と宮古を結ぶ区間で共同経営することが国から認められました。

JR東日本盛岡支社と岩手県北自動車が共同で会見を開き、盛岡と宮古を結ぶJR山田線と「106バス」について、17日付けで国交省から共同経営が認可されたことを発表しました。
これにより、盛岡~宮古間の1980円の山田線の切符で、本来2200円かかる「106バス」に乗ることが可能になります。
今後は共同経営として同じ時間帯に重なって運行していたダイヤの効率化につなげていく予定です。
(JR東日本 大森健史盛岡支社長)
「各社でバラバラにやっていては成り立たない状況にあったということです」

(岩手県北自動車 鈴木拓社長)
「人口減少の中で そこを取り合うのではなくて、利便性を上げて利用者のパイを増やしていく」
共同経営の期間は5年間で、利便性を損なうことなく新しい価値を見出せるか注目されます。