「平笠裸参り」の起源は300年以上前の江戸時代中期、岩手山が噴火した際に山の神の怒りを鎮めるために始まったとされています。

最初は女人禁制で男性のみが参加する行事でしたが、太平洋戦争中に出征した男性の代わりに女性が行うようになったものが現在も残っています。
昭和後期には担い手不足から地域の子どもたちも参加するようになりました。


冷たい風に耐えながらおよそ8キロの道のりです。

【平笠小 休憩】
(徳岡伶美アナ リポート)
「寒くて頭が回らないです。下半身全体が凍ったような感じがします。吹きつく風が私の体に岩手の冬を教えてくれています」

参加者たちは、「咥え紙」と呼ばれる魔除けの紙を口に咥え、山の神が降りる目印とされる「験竿」を掲げて歩きます。