岩手県釜石市では、養殖が行われているムール貝のクリスマス向けの出荷が続いています。
ムール貝の養殖が行われているのは釜石市の唐丹湾です。

市内の漁師3人が2022年養殖組合を設立し、養殖に取り組んでいます。
出荷は8月に始まり、現在出荷されているムール貝の多くが関東のスーパーなどでクリスマス向けに販売されます。
三陸ではシュウリ貝とも呼ばれるムール貝。
県水産技術センターによりますと、県内での組織的な養殖は他に例がありません。
養殖組合の佐々木和則組合長は、養殖に取り組むきっかけとなったのが、高水温によるホタテの大量死だったと話します。

(佐々木和則組合長)
「ムール貝は高水温に耐えれるのでまず始めた、という感じです。今、死んでるホタテとか、うん。ホタテが死んでも、それに付着しているシュウリ貝(ムール貝)が生き残って付いているというような状況なので」