一関市と平泉町の北上川流域にある一関遊水地で8日、遊水地の運用を想定した洪水対応の訓練が行われました。

今回の訓練は、一関遊水地を運用する際に遊水地内にいる人への迅速な避難誘導を促すため、関係する自治体と岩手河川国道事務所が実施したものです。
狐禅寺の水位観測所で北上川の堤防を超えて遊水地に水が流入する越流判断基準水位の8.6メートルを越えたとの想定で、避難を促すサイレンを鳴らす訓練が行われました。

(岩手河川国道事務所一関出張所 古川政博所長)
「地域に住む方々、関係する自治体の方も含めて、遊水地の中からどのように避難していただくかも含めて、この訓練を通じて取り組んでいければと思っているところです」

岩手河川国道事務所では、水門閉鎖などの訓練を実施して大雨災害に備えるとしています。