しかし、復活までにはかなりご苦労されたようです。
地元の新聞に「食べたことがある方はいませんか」という広告を載せるなどして情報を求めたところ、いくつかの情報が寄せられ、取材を重ねたが確定には至りませんでした。

そこで裕子さんは、再び新聞紙面で「令和版ホームラン印　野球そば」のアイデアを募集。集まったアイデアの中から１点を選んで試作、メニュー化しました。

直利庵　松井裕子さん


早速（と、言いつつかなり引っ張りましたが・・・）、令和に復活した「ホームラン印　野球そば」をいただきます。

なんと「冷たいおそば」です。

「5月に広告を出していましたので、冷たいそばではないかと推測しました」（松井裕子さん）

芝生をイメージした「めかぶ」とボールをイメージした「温泉卵」、そしてバットをイメージしたエビの天ぷらが乗っています。
エビの天ぷらはかなり大きく、立派です。
まさに「ベーブ・ルース」のバットです。

めかぶのねばりと、歯ごたえが良いアクセントになっています。
そして、さすが名店だけにおそばの香りがとても良いです。
つゆは主張過ぎず、でもしっかりと良い後味が残ります。
おいしいです。