記録的な大雨をもたらした台風5号による被害が明らかになってきています。

岩手県農林水産部の14日午前10時現在のまとめによりますと、農作物への被害は宮古市で水稲約5.2ha、野菜約4.6haが冠水したほか、花巻市のブドウ農家4戸で被害が確認されました。さらに陸前高田市でネギ15aが倒れたほか、岩泉町のデントコーン、洋野町の雑穀にも被害が出ています。

農業施設関係では陸前高田市のハウス2棟で被害が確認されたほか、大船渡市で水路1か所が土砂で埋まったり、遠野市で水田の斜面が崩れたりしました。岩泉町の農道9か所(橋の流出や作業路の損壊など)などにも被害が出ています。

畜産では岩泉町で生乳約350キロが廃棄されたほか、岩泉町で豚1頭、久慈市で肉用牛1頭が被害に遭いました。