老朽化による移転の検討が進められている盛岡市役所の新庁舎について、有識者でつくる審議会はきょう、整備エリアを内丸に絞り込んだ基本構想案を盛岡市に答申しました。
1日は審議会の倉原宗孝会長が盛岡市役所を訪れ、内舘茂市長に整備エリアを内丸とした基本構想案が記された答申書を手渡しました。
盛岡市役所の新庁舎については、審議会が市内の3つの候補の中から「内丸」に整備エリアを絞り込んでいました。

また、付帯意見として、社会情勢の変化に応じて柔軟な計画の見直しを行うよう市に求めました。
(倉原宗孝座長)
「整備を実際進めていく中で、変えなければいけない部分やより良くしないといけない部分も出てくる全体像が具体的に描かれていければ」
答申書を受け取った内舘市長は、「市として実際に走り始めることができる」「スピード感を持って取り組む」と話しました。

市は9月から10月にかけてパブリックコメントで市民から意見を募り、12月に答申の内容を基に基本構想を策定する方針です。