藤山被告は首を切って自殺を図るも、痛みに耐えられず断念

・Aさんの死因は出血死
・胸や首などの傷は10か所以上
・一部は骨まで達する
・合鍵をAさん宅の近くの川に捨てて逃走
・Aさんの携帯電話を持ち帰り、連絡を取り合っていた相手をチェック
・包丁で首を切り、自殺を図るも、痛みに耐えかねて断念
・自ら「人を刺した」などと通報、逮捕
・交際解消から犯行までの間、別の女性2人に対するストーカー行為でも警告

捨てられた合鍵が見つかった女性教諭のアパート近くの川


 公判では12日、藤山被告の母親も証言に立ちました。

 そこでは、ひとたび人がストーカーと化すと、何らかの事件、犯行まで、立ち止まることのできない恐怖、実態などを垣間見せていました。

<藤山被告の母親の証言>

・被告は3つの勤務先で解雇、原因は全て同僚へのストーカー
・警察からの警告も3度
・Aさんとは、使い込みの返済めぐり面識
・そんな状態でも、私とは「友人でいたい」と言ってくれて、連絡取り合う

・別れた後もLINEなどが頻繁で、迷惑しているの連絡
・この件については「言わないで欲しい」と口止め
・4月ごろ(犯行1か月前)から息子の様子がいつにも増しておかしくなった
・「Aさんのことが頭から離れない、家の前に車がないと不安になる」
・「もう忘れなさい、また、逮捕されるよ」と言ったが、あきらめるのは難しいようだった