送検時の藤山被告

 <検察が冒頭陳述などで指摘した経緯など>

・婚活イベントで知り合い、2021年11月から交際
・Aさんのクレジットカードで約20万円分、勝手にゲーム課金に使い込むなどして関係解消
・Aさん、被告、被告の母親の3人で話し合い、月々2万7000円ずつ返済で合意
・ことし3月~4月、頻繁にAさんに電話、LINEで連絡
・Aさんから関係を断ちたいので、返済を促す要望
・母親が残り9万円を返済後、Aさんは「今後一切、関わらないことなどを誓約させる」内容の念書を渡す
・母親から受け取った被告は、破り捨てる
・Aさんを逆恨みした上「他人にとられるくらいなら、殺そう」と決意

藤山被告の自宅アパート

 ・事前に3回の下見、4回目に留守を知ると、包丁、合鍵、手袋を用意してアパートへ
・合鍵は交際中、無断で複製していたもの
・2本の包丁は、刃渡り14.4センチと16.5センチ
・侵入後、寝室のクローゼットに潜む
・Aさんの帰宅後、飛び出して犯行