4月23日で、知床の観光船沈没事故から1年です。シリーズでお送りしている「知床事故をめぐる今」。第2回は「知床遊覧船、桂田社長の今」です。
第1回「息子がどれだけ冷たい中で死んでいったのか…」乗客家族の今
第3回 3日前の検査で合格なのになぜ?コピペの改善報告書を指南「国の当事者意識と責任感」
今月、斜里町のウトロ漁港。港から少し離れた事務所に、その男性がいることがわかり、訪ねました。

知床遊覧船の桂田精一社長(59)です。今回もカメラでの取材は断る一方、事故から1年を迎えることを問われると。

桂田社長
「謝罪しかない、一刻も早く6人が見つかることを祈る、捜索も流氷がなくなったら再開するから」

観光船KAZUⅠに乗っていたのは、乗客・乗員26人。去年の8月の発見を最後に、乗客6人が行方不明のままです。